スタッフコラム
何をやるかより、何をやらないか❗️

「学校も塾もネットに切り替わって時間があり余っています。
でも勉強ばかりは滅入ってしまってできない。」
予想通りコンサルではこんな声が増えてきた。
以前もここで書いたが、今年の受験生は自分を律することができる子が受験突破できる!
これまで塾の敷いたレールにただ乗っかって、ただ授業と大量の宿題だけに終始してきた生徒は間違いなく合格というゴールから遠のく。
基本的に僕は「授業と大量の宿題だけで受かるかよ!」と思っているが、それに拍車がかかるといったところ。
単純に『授業と大量の宿題』がいけないのではない。
ただ漫然と課題を出すだけで、そのチェックがほとんどなされていないところが断然多いことが1番の問題だということ。
でも今回のような事態になってしまっては、その指示(宿題)すらも強制力もなくなり、ケア(質問)もままならない状況になっている。
学校だけでなく塾というコミュニティから切り離された受験生は、家庭内で過ごす時間が圧倒的に増えた。
というより、家庭内の時間だけか。
そこで普段学習時間の工面に苦労していた親としてはここぞとばかりに、あれやこれやと勉強の計画を立てる。
僕ところにも相談は増えたが、もう皆いっぱいやりたがってコントロールができない。
あれもこれも詰め込んではダメ!
いきなりのスケジュール変化は、もって1ヶ月が限界。
新型コロナの特効薬がすぐできない限り、今回のこの事態は残念ながら長期戦と思うべき。
するとやはり今年の受験生は、これまでの常識が全く通用しない受験プランを組むしかないということになる。
TwitterなどのSNSでは〝疲れる〟〝ストレス〟といったワードが劇的に増えたとのニュース。
そらそうだろう、大人でもそう。
ましてや10歳そこらの受験生にとっては、自宅での独学1択となったこの急激な状況変化は酷。
大きく環境が変わるのと同じくらいだということを、親もしんどいだろうけど感じてあげてほしい。
それは子供に受験を〝させる〟親の義務だ。
塾はこの事態に対応すべくガンガン課題を出す。
その埋め合わせだけに時間が遣われることだけは絶対に避けたい。
そうしないと多くの生徒はその時間、1歩ずつ合格から離れた道を歩んでいくことになるからだ。
司法試験、公務員試験、各検定試験など順次延期が発表されており、来年度の入試はどう行われるかはまだまだ不明。
しかしこの事態が終息した頃に、『この期間中頑張ってなんとか過ごせた』としておきたい。
そんな時に受験生という自覚を持って今できる最善の準備をしておきたい。
僕からの提案はあれもこれも一気に無理ならば、中長期的にスケジュールを組んでみる。
いま、お子さんが1番得意な科目と1番苦手な科目の2つに絞って、それをメインに学習する。
例えば理科が得意、算数が苦手ならば、その2科目に時間の8割を割く。
国語と社会は、1割ずつ。(4科目受験や4科目スタンバイさせたい場合)
夏までに得意な理科を入試レベルまで引き上げる。
過去問にとりかかり、夏が受験のつもりで一旦仕上げておく。
苦手な算数は人並みくらいまで、そして受験で足を引っ張らないようになるくらいまで引き上げる。
はっきり言って、これで8割合格できる。
いや9割くらいまで言える子もいるだろう。
揺るぎない柱を作り、足を引っ張らないものがない理想形。
あとの科目はじっくり秋に料理すればいい。
できます!
絶対、これで受験は突破できる!!
塾に行けないとか家庭教師が来ないとか、、、いや大丈夫だから。
もしそう不安に思っているなら、厳しい言い方だが塾に行けてもどんなスーパー講師に習ってもおそらく無理だ。
不安になって手につかなくなったら、相談に乗ります!
新型コロナには、くれぐれも気をつけて過ごしましょう!!